​スピーカーの能率

このコーナーでは、スピーカーの能率についてお話しします。スピーカーの能率とは、1W の電力でどれだけ大きな音が出るか、それを数値で表したものです。音の大きさは、スピーカーから 1m 離れて測定します。単位は dB です。

 

ここで注意しておかなくてはならないのは、能率の単位 dB は対数をとって考えているということです。具体的には、10dB の違いで、同じ電力で出てくる音量は 10倍違います。例えば、90dB のスピーカーと 100dB のスピーカーを比べると、自分の欲しい音量のため、90dB のスピーカーでは 3W の電力が必要であったとします。しかし、この音量を出すためには、100dB のスピーカーだと、0.3W で済んでしまいます。能率が 10dB だけ違いますから、音量差は 10倍なのです。

 

なお、能率の差が 3dB だと、音量差は 2倍くらいになります。

 

だから、スピーカーの能率さえ高ければ、W数の低いアンプでも十分なのです。

 

また、能率の高いスピーカーは、細かい音も再現できます。分解能に優れているのです。それと比べると、能率の低いスピーカーは、細かい音が再現できません。アンプから送られてきた音声信号を、これは無かったことにしてくれ、と言って、再現をサボるのです。分解能が劣るのですね。

 

そう言う意味では、能率の高いスピーカーの方が、音楽の再生能力には優れています。

​なお、標準的なスピーカーですと、能率 90dB くらい。高性能であまり過敏すぎないものですと、能率 100dB くらい。このくらいの数値を基準にされてください。