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​音の焦点のメカニズム

プロケーブルが発表した音の焦点。すっかりと有名になってしまいました。

 

音の焦点は、フラットな特性のスピーカーケーブルについては、以下の法則があります:

 

[1] メッキ線材:長くするとシャープに、短くするとマイルドに。太くするとマイルドに、細くするとシャープになります。

 

[2] 銅の単線:長くするとマイルドに、短くするとシャープに。太くするとマイルドに、細くするとシャープになります。

 

 

では、なぜ、こういう法則が成り立つのか。以下は、過去のプロケーブル本店とのやりとりをもとに、まとめたものです。

 

 

我々は、音の焦点の正体は、地磁気の影響ではないかという仮説を立てています。以下では、その仮説を前提にお話しします。地磁気は電源にはノイズの形で影響を与えます。が、スピーカーケーブルには音の焦点の形で、セッティングに役立つ形で影響を与えます。

 

なぜか。まずは、非メッキ線材のスピーカーケーブルについて考えます。

 

電源に乗った地磁気は、ミキサー、パワーアンプを介して、音声信号と一緒に、大きく増大されます。これがスピーカーに伝わると、音声信号を濁し、モヤモヤの音になります。電源を直撃した地磁気は、パワーアンプを介して大きく増大され、音に悪影響を与えるものですから、それは、電源のノイズとして、われわれには認識されます。

 

逆に、非メッキ線材でできたスピーカーケーブルに乗った地磁気は、音声信号を確かに濁し、もやもやにさせます。しかし、その度合いは非常に微々たるもので、音のクオリティを下げずに、音をマイルドにする程度に止まります。それは、パワーアンプによる増大作用を受けていないからです。そこで、非メッキ線材でできたスピーカーケーブルは、長いほど音をマイルドに、短いほど音をシャープにします。音のクオリティは下げません。太さについても同様です。

 

同じ地磁気でも、パワーアンプによる増大の作用を受けたか受けていないかで、ここまで違います。これは、精神科で使うある薬に似ていて、その薬は、微量に使うと、胃薬として、健康な人間の身体に良い影響を与え、多めに使うと精神科の薬として、健康な人間が服用すると、心身ともに悪影響を及ぼします。薬の化学組成は同じで、多いか少ないかの差なのですが、その人間に対する影響は異なります。地磁気もそれと同様なのです。

 

それでは、メッキと非メッキで、音の焦点の変わり方に違いが出るのはどうしてか。メッキは長いほどシャープに。短いほどマイルドになります。非メッキは逆です。実は、プロケーブルが開店する前、プロケーブルの代表が、実験をしていたのです。つまり、銀色の材質を使うと、スピーカーケーブルであれ電源プラグであれ、音をシャープにします。金色はマイルドにします。ただ、電源の銀色プラグは、音を基準に考えると、パワーアンプの増大の作用を受けて、音に悪い影響を与えます。銀色電源プラグは計算されたシャープさではありません。だから、電源の銀色プラグは鬼門で、非メッキプラグの方がいいです。

 

さて、ここまでくると、非メッキ線材の使い方がわかってきます。電源や音源のクオリティがものすごく良くて、音がパワーアンプを出た直後、すでにものすごくシャープな場合は、スピーカーケーブルとして非メッキ線材を引いて、音をマイルドにしてやらなくてはなりません。長ければ長いほど音がマイルドになります。

 

逆に、メッキ線材のスピーカーケーブルは、パワーアンプによる増大作用を受けずに、音の焦点に対してシャープになる形で影響を与えます。電源や音源のクオリティがあまり良くない場合、音は、パワーアンプを出た直後はモヤモヤのマイルドな状態です。そこで、メッキ線材のスピーカーケーブルで、音をシャープにして引き締めてやらなくてはなりません。それが、Belden 8470 や WE 16GA などの役割です。計算されたフラット、計算されたシャープさなのです。

 

以上が音の焦点のメカニズムですが、では、物理学的に、銀色がシャープ、金色がマイルドという法則が、どのようにして説明がつくのかは、今のところは不明です。ただ、実験をしてそうなったというほかないのですが、これはオーディオの世界の法則として認めてしまっていいと思います。

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